ボルドー、ポイヤック村の格付け1級のChateau Mouton Rothschild。
1855年ボルドーの格付けが行われて以来、なかなか昇格するワインがない中、
このワインが唯一1973年に2級から1級に昇格し格付けが見直されました。
故亡きフィリップ・ロートシルト男爵最期のヴィンテージということで、彼のdeath maskがラベルに
書かれています。
グラスに鼻を近づければ、羊の香りが立ち上り、イチゴのかすかな香りと共に、ナラ材のかすかな
樽香がしました。味は、内向的で派手さがなく、やや、終盤を迎えていく味。20年の月日を越えて、私たちに男爵の愛したワインへの愛情が伝わっていました。
一緒にいただいたのは、やはり仔羊のローストに乾燥ストロベリーを添えたもの。フランス産の
仔羊は味がとてもしっかりしているため、このワインにも負けない強さで私たちの舌の上で
マリアージュを楽しませてくれました。
愛娘から男爵に捧げられたというこのヴィンテージ。そこには、家族の愛も宿ります。
ここで一口英会話
これが、彼が最後に残したヴィンテージ1987年のものです。
This is the last vintage of 1987 he left for us.