それぞれの人が「父親像」というものを持っている。
厳格で、家長的存在である父。
家庭の事には一切、興味を持たず仕事一筋の父。
私の実家の父は、こんな感じだが、友達の「父」をお見かけすると、全く違う。
娘と腕を組んでショッピングに向かう父。
いつも家族の中に溶け込んで、同士のように子供に接する父。
などなど・・・・
きっと、この世の中に、「正しい父親像」というのは、存在しないのであろう。
それぞれの家庭に、法則のようなものがあって、
その家の「父親」というのを、作り上げていくのであろう。
自分の父親が厳格だったから、将来家庭を築く上で厳格であるべきだ、なんていう
絶対的な決まり事なんて、存在しない。実際、厳格な家で育つと、反面教師で、
正反対の「父親像」を自分の家庭で築き上げる人だって、数え切れないほどいる。
しかし、父親というのは、やはり男である。中には愛情表現がストレートな父親も
存在するが、基本的に、愛情表現は不器用だ。その分、家族への愛は、
言葉に出さずとも、深く、深く、深海に潜っていくように、限りなく深い。
そんな父親と、「父の日」に、こんなワインを一緒に飲めたら、私たちの知らない
父の昔の面影やら、父の本当の「眼差し」に会えるかもしれない。
Father's Eye
Italy Friuli Venezia Giulia IGT
ファーザーズアイ
イタリア
州: フリウリ・ヴェネチア・ジューリア
品種:トカイ、リースリング、ソーヴェニヨン・ブラン、シャルドネ
格付け: IGT
輝きのある黄金色。アプリコット、りんごの蜜の香りが立ち上がり、ヴァニラ香も奥から出てくる。
とろりとした口当たりで、まるで、蜜を口に含んだよう。と思うや否や、後口に、グレープフルーツ
の苦さが残る。
場所は、ヴェネチアのとなり、フリウリ・ヴェネチア・ジューリア。このワインは、テーブルワインなので、
肩の力を抜いて飲めるお気軽ワイン。合わせる料理は、チキンのバターソテーにグレープフルーツソース
をかけてみては?
優しい口当たりと、ふわりとした味わい、けれど、最後に酸味でキリッとしめてくれる。
まるで、「理想の父親」像のようだ。
コメント (1)
いや~、すばらしい文章です。
父親ってありがたいですよね。
投稿者: 匿名 | 2007年06月09日 17:09
日時: 2007年06月09日 17:09