La Muno由佳です。

2018.1.23

La Muno由佳です。

急にまた冷たい空気ですね。まだまだ睦月ですから、雪のちらつく日もこれからあるのでしょうね。
新着ワインの紹介です。

なだらかな丘に一頭の馬がのんびりと草原を歩いている。時々我に返ったように足元の草に鼻息を吹きかけ柔らかい草だけムシャムシャと食べている。この静けさの中で唯一動いているのは空に浮かぶ雲だけ・・。
きっと、葡萄畑を耕して「仕事」を終えた馬が過ごす「平和な時間」でしょうか。個人的に馬が好きなので、このエチケットの前に来ると足を止めてこの光景を思い浮かべます。

フランス、ボルドー右岸プルミエ・コート・ド・ブライにあるヴィニョーブル・ランドー。
ボルドーらしい、しっかりとした骨格を持つワイン、ミランボー・パパンは有名ですが彼のエレガントワインが入荷しています。もともと樽製造業のランドー家。今では除草剤をできるだけ使わない減農薬「リュット・レゾネ農業」でワインを造っています。もちろん畑には草が茂っています。四カ所の畑を所有していますが、それぞれ異なった環境を生かした個性あるワインを造っています。このワインはメルロー70%とカベルネフラン30%で造られていて不思議な旨味を時間経過と共に楽しめます。グラスから最初に立ち上がる鉛筆削りの香りとスミレの香り。カベルネフランスの香りです。まだツーンとした香りが徐々に花開きスミレの花が満開になっていくかのようにグラス一杯に広がります。決して強い果実味ではない柔らかいタンニン。不思議にも南フランスのピノ・ノワールのようなニュアンスで終わるのです。
エチケット通りのワイン。ラ・ムーノ価格1000円台で楽しめる癒やしのワインです。甲殻類、特にエビとの相性抜群。
ラ・ムーノの棚に穏やかに、そして静かに並んでいます。

今日も冷たい1日ですが、皆様温かくお過ごし下さい。皆様にとって今日がより良い1日となりますように。

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