La Muno由佳です。

2018.11.29

La Muno由佳です。

本日フランスのシャンパーニュから醸造家様ご来店頂きました。1868年にモンターニュ・ド・ランス自然公園の中にあるリュード村に設立した「カナール・デュシェーヌ」の醸造責任者ローラン・フェドーさん。40年間ずっと醸造担当としてシャンパンを造り続けるプロフェッショナルです。自ら畑へ足を運び味を確認しながら優良な葡萄のみ使用する厳しい姿勢がこのメゾンを守っています。
有機栽培の葡萄のみ使用している「パーセル181」。グレープフルーツ、青リンゴ、白いイメージのフレッシュなシャンパン。短時間樽発酵させ、味わいに深みを出してますが、樽香は全くありません。牡蠣、白身魚、貝類との相性◎とローランさんオススメ料理も教えて頂けました。
そしてもう一方はカナール・デュシェーヌ代表するシャンパン「キュヴェ レオニー」。
ロシアのニコライ2世がオフィシャル シャンパンとして使用していた為、ボトルのエチケットにはニコライ2世の紋章がついてます。
熟す前のパイナップルを思わせる香り、口に含むとふわりと丸みを浴びた果実味と酸が広がります。キノコのソテー、仔牛のソテー、若鶏のソテーとも◎。
このメゾンが他のメゾンと違うところは、ローランさんご自分で発見した「ジェッティング」という最後の仕上げをする事。コルク栓をする前に一本ずつ「一滴の水」を入れることで酸化を防ぐのです。SO2添加を極力これでなくすことができるということをローランさんご自身で発見したこと!です。
映像で見せてもらいましたが、水を入れる一瞬は、ほとんど肉眼では確認できないスピードで1時間6000本!「ひと手間」かけています。

2003年を境に古典派シャンパンからモダン派シャンパンへと生まれ変わったカナール・デュシェーヌ。現在エールフランスのエコノミー、ブリティッシュ・エアーウェイズのビジネスクラスで採用中。
化学者、学者のようなローランさん。ローランさんのピュアな笑顔は、シャンパンの味と同じです。

まもなく11月も終わりに近づいてます。平成最後の冬を迎える準備をしなければ・・ですね。本日も皆様お疲れ様でした。m(__)m

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